DEVELOPMENT SNAPSHOT #68 — 国の顔ぶれを1つの窓に:人事を内政管理へ統合し、任命の予約を差替え

Contributed by: Takeshi Miyaoka on 水曜日, 10月 28 2026

Last modified on 水曜日, 10月 28 2026

国を動かす人たちの顔ぶれは、どこで見ればよいのでしょうか。これまでは、政務官や外交官、各リージョンの管理官を任命する「人事管理」の画面と、国の方針や福祉・信仰・財政をまとめた「内政管理」の画面が分かれていました。誰を任命するかと、それで国がどう変わるかを、行ったり来たりして確かめる必要がありました。

今回の開発で、人事管理の画面を廃止し、任命・交代・解任の操作をすべて内政管理の窓に移しました(DOM-037)。あわせて、すでに予約した任命を別の人物に差し替える操作(DOM-033)と、政務官の提案に研究後の見込みを出す仕組み(DOM-035)も加えています。

開発中のデバッグビルド(2026-10-28)で検証用に撮影した、風守りの諸邦の内政管理の窓。上段に国家分析と制度・信仰・財政の要約、下段に国家役職とリージョン管理官、右に政務官の提案が並びます。数値は調整中のもので、今後変わる可能性があります。

1つの窓に、国の状態と人と提案を

内政管理は、地図の上に重ねて動かせる1180×640の窓になりました。左上の国家分析は、暮らし・安定・産業・財政・信仰の5項目を0〜100の点数で求め、S〜Eの等級と五角形の図で示します。税率の変更を予約している間は、施行中の値を灰色の破線、予約が反映された後の値を金色の線で重ねます。

その右に、制度(福祉)・信仰・財政の要約が並び、それぞれの画面への入口があります。題名の欄には、人事・税制・研究の開始などの予約が何件あり、最も早いものがいつ発効するかを出します。

国家分析の中にある「内政方針」は、暮らしを守る国・産業を伸ばす国・財政を立て直す国・信仰と秩序の国の4つから選びます。方針そのものには効果がありません。どの項目を重視するかを決め、その基準で役職の向き不向きと政務官の提案を判定するためのものです。画像の国は「暮らしを守る国」で、伸ばす項目は暮らしと安定、提案で下がりやすい項目として財政(福祉の支出)が示されています。

有利・不利・影響小は、能力と方針の組み合わせで決まる

役職の札にある「有利」「不利」「影響小」は、その人物の能力のうち、方針が重視する項目に効くものの等級で決まります。能力と項目の対応は、指導→安定、産業→産業、行政→暮らし、政務→財政、外交→信仰です。効く能力の最も高い等級がB以上なら有利、最も低い等級がD以下なら不利、それ以外は影響小とし、空席は不利です。

画像の政務官は政務がSですが、政務が効くのは財政で、暮らしを守る国が重視する項目ではないため「影響小」です。優秀な人物でも、国の方針と噛み合っていなければ札は動きません。リージョン管理官は不利・空席のものから並び、「すべて」「不利・空席」で絞り込めます。

国家役職の任命も、同じ窓から

国家役職は、政務官・外交官・主任研究者(政策)・主任研究者(技術)の4つで、国に1人ずつです。これまで人事管理の画面でしか任命できなかったこれらの役職も、札を押すとリージョン管理官と同じ形の小窓が開くようにしました。

同じビルドで、空席の主任研究者(技術)の札を押した状態。候補は要の能力(発想)の高い順に並び、元首と政務官を兼ねる人物は理由つきで選べない行として示されます。

小窓には、今の役職者(又は就任予定の人物)、要の能力の高い順の候補、兼任できない人物、任命による効果を並べます。効果は「今→候補」を5つの四角で比べ、空席からS級の人物を任命する画像の例では「大きく良くなる」と出ます。主任研究者(技術)の発想は、技術の研究期間を最大20%短くする能力です。任命・交代・解任は、いずれも次のゲーム日の0時に発効する予約として扱います。

この統合で、人事管理の画面とその試験・撮影の手順は削除しました(差し引き約1,200行の減少)。メニューの「人事」のボタンは内政管理を開くようになり、内政管理のボタンには資源・物価の画面を割り当て直しています。内政管理を開くときには、発効日を過ぎた任命を反映してから表示します。

就任予定の人物を、別の候補に差し替える

任命は翌0時の発効なので、予約してから「やはり別の人物がよかった」と気づくことがあります。これまでは予約を取り消してから任命し直す2回の操作が必要でした。今回、就任予定の人物をそのまま差し替えられるようにしました。

同じビルドで、ヴルカン北部の管理官にエシャ・ヴェルン(12/02 就任予定)を予約した後、交代の小窓を開いてトゥラ・ネイを選んだ状態。

就任予定がある間は、候補の表の先頭に就任予定の人物を「就任予定」として示します。別の候補を選んで「予約を差し替える(12/02 就任)」を押すと、元の予約を取り消し、同じ発効日で新しい任命を予約します。これは1回の操作として公開し、新しい予約が成り立たなければ元の予約を残します。解任の予約がある間は差し替えません。

画像では、行政Aのエシャ・ヴェルンから行政Bのトゥラ・ネイに替えると、建設の速さの四角が1つ減って「遅れる」と出ています。名前の横の「普請の名手」は、方針が重視する項目に効く能力がA以上の人物に付く札で、表示だけで効果はありません。差し替える前に、何を手放すのかが見えるようにしました。

実装では、同じ日に同じ人物の予約を取り消して予約し直したときも、別の予約として扱うようにしました。差し替えを繰り返しても、取り消した予約と新しい予約が混ざらないためです。

政務官の提案に、研究した後の見込みを

右側の政務官の提案は、政務官の政務の等級で枚数が決まります(E=1枚、D〜C=2枚、B以上=3枚)。方針が重視する項目のうち点数の低いものから順に、福祉の制度の導入、管理官の交代、福祉の予算の見直し、宗教の祭日の追加などを1枚ずつ作ります。提案のボタンは対応する画面を開くだけで、提案から直接施行はしません。

研究が必要な制度の提案には、これまで今の値しか出ていませんでした。今回、その制度を今の配分のまま施行した場合の「3年後の収支・生活水準・安定度」を出すようにしました。3年後の収支は、税制の経年シミュレーションに福祉の支出の増減を加えて求めます。画像の「医療制度の導入」では、3年後の日次収支が−16.4、生活水準95、安定度96と見込まれています。見込みを求められないときは、今の値を示します。

今回の画像と数字について

画像はすべて開発中のデバッグビルドを検証用に撮影したもので、任命の予約や差し替えは画面の確認のために撮影用の手順で行っています。人物・国名・能力の等級・見込みの数値は調整中で、今後変わる可能性があります。

以前の人事の画面:Ashwind Chronicle 開発者ブログ #19 — 税制・人事・生産

税制の経年シミュレーション:DEVELOPMENT SNAPSHOT #65 — 税率を動かす前に5年先を見る:税制政策の健全度と改革プラン

福祉の制度と配分:DEVELOPMENT SNAPSHOT #66 — 福祉の予算を6つの制度へ配る:就労支援と高齢者介護

前回の記事:DEVELOPMENT SNAPSHOT #67 — 国の荷は空を飛ぶ:国営ドックの空路と、陸路との損益分岐

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