ようこそ! Happa, Anonymous 金曜日, 10月 30 2026

DEVELOPMENT PLAN #70 — 預金を設備に:銀行の融資で民間が自ら増設する

この記事は「これから作りたいもの」の構想記事です。ここで紹介する仕組みはまだ実装しておらず、内容は検討中のため、今後変わる可能性があります。

今朝の記事(#69)で、両替商が事業者の預金を集め、銀行になり、国債を引き受けるところまでを紹介しました。今回は、その次の一歩として考えている「銀行が事業者にお金を貸し、民間の事業者が自分で設備を増やす」構想を紹介します。改善項目 FIN-020 として起票しました。

今の建設画面(開発中のデバッグビルドで検証用に撮影した実際の画面)。民間の建設は、両替商が銀行を建てる「民間予約+1」だけです。工房などの民間の設備は、今は民間の判断では増えません。

今の状態:預金は集まるが、民間の設備には回らない

現在の開発版では、事業者は余ったお金を両替商や銀行に預け、銀行はそのお金で国債を引き受けます。一方で、銀行が事業者にお金を貸す流れは、まだゲームの中で動いていません。

実は部品の一部は既にあります。事業者の信用評価(直近14日の手元資金・利益・資金の日数・地域の安定度を0〜1の得点にし、25%・35%・20%・20%で重み付けする計算)と、銀行の融資枠・担保・利息を確かめて設備融資を実行する処理は、作って試験も通っています。ただ、ゲームの処理からまだ呼ばれていません。また、民間の事業の利益は全額が持ち主に分配され、設備の投資には回っていません。そのため、家具の需要が増えても、工房の数は民間の判断では増えないのが今の姿です。

何を面白くしたいか

国の予算、税、福祉、国債と、国のお金の使い道はかなり作り込んできました。次は、民間のお金が「次の生産」に変わる流れを作りたいと考えています。そうすれば、預金を集めた銀行が地域の産業を育て、品不足の品目ほど民間の設備が増える、という動きが生まれます。

もう一つの狙いは、公定歩合を本当の意味での「政策のつまみ」にすることです。今の公定歩合は預金と国債の金利にしか効きません。融資の金利が公定歩合に連動すれば、金利を下げると民間の増設が増え、上げると落ち着く、という選択がプレイヤーの手に入ります。

構想:月初の審査、融資、そして民間の建設

流れは次のように考えています。

  • 増設の候補:月初に、直近14日の利益が黒字で、その設備が作る品の地域の需給率が1を下回る(需要が供給を上回る)民営の事業者を候補にします。
  • 審査:候補はその日の信用評価を受け、総合得点が0.6以上の事業者だけが申し込みます。
  • 借入額:1基の取得原価から、手元資金のうち運転資金14日分を超える分を自己資金として引いた額です。追加融資の上限と担保の範囲に収めます。
  • 貸し手:同じ州、無ければ同じリージョンの銀行(民間銀行、次に国営銀行)。準備率と自己資本比率を守った融資枠の中だけで貸します。両替商は貸しません。
  • 金利:契約時の公定歩合に信用の上乗せ(得点0.8以上は+1%、0.6以上は+2%)を足し、契約に固定します。

構想のモック(開発中の検討案)。工房の事業者が、家具の品不足と信用評価をもとに増設を申し込む画面のイメージです。数値は説明用の例で、実際の値ではありません。

融資が決まると、両替商が銀行を建てるときと同じ「民間の建設」として建設予約の列の最後に入ります(表示は「民間・融資」を考えています)。国の予算は使いませんが、国の工房を使うので、国の建設と工房を取り合うことになります。プレイヤーは並べ替えはできますが、取り消しはできない形を考えています。完成すると民営の設備が1基増えます。

増えすぎないように、1つの事業者が同時に持てる増設の融資は1件、1つのリージョンで1か月に始まる増設は2件までにするつもりです。また、国の金融政策に「民間の設備融資」の許可を置き、許可しない国では申し込みが起きないようにします。

返済と貸し倒れ、そして画面

返済は、既にある設備融資の日次の決済(利息を先に、次に元本。延滞が30日続くと貸し倒れ。担保の設備は記録に残す)を使います。事業がうまくいかなければ銀行の貸出が焦げ付き、銀行の余力が減って国債の引き受けにも響く、というつながりも見えるようにしたいと考えています。

構想のモック(開発中の検討案)。国家分析に銀行ごとの融資の一覧と、来月の増設候補の審査の見込みを出すイメージです。事業者名・金額・利率は説明用の例です。

画面は、設備を見るの欄に融資(残高・年利・信用得点・追加融資の上限)を、国家分析に銀行ごとの融資残高・件数・延滞を加えることを考えています。判定と実行は毎日0時の処理のうち月初の見直しの中で行い、日次処理の性能の規則に従って、国全体のデータを複製しない形で組み込みます。

実装の段取りと他の仕組みとの関係

預金(FIN-013)、銀行への昇格(FIN-014)、国債(FIN-011)がそろったので、その資金を民間の設備へ回すのが自然な次の段だと考えています。共通通貨を使う国の開業融資の原資を決める項目(CUR-009)とは独立に進められる見込みです。順番は、候補の判定と審査 → 融資と民間の建設の接続 → 画面の表示 → 実際のマスターで数か月進めたときの増設の数と延滞の確認、を考えています。

感想を聞かせてください

民間の事業者が自分で設備を増やすようになると、国が建てる設備との役割分担も変わってきます。「品不足の解消は民間に任せたい」「国がもっと細かく口を出したい」など、遊び方の好みがあればぜひ教えてください。

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