ようこそ! Happa, Anonymous 金曜日, 10月 30 2026

DEVELOPMENT SNAPSHOT #71 — 政務官が予算案を持ってくる:配分・国債・臨時予算

#46 で紹介した年度予算編成は、「1月に裁量予算の枠を決め、足りなくなったら補正する」という仕組みでした。ただ、枠は1つの数字で、そのお金が軍備に行くのか建設に行くのかは決めていませんでした。数字を1つ入れるだけでは、国の方針を決めている実感も持ちにくいままでした。

今回の開発で、予算の画面を大きく作り直しました。毎年1月に税制の政務官が予算案を持ってくるイベント(UI-051)、予算を福祉・軍備・建設・研究・備蓄・予備費の分野に配る仕組み(FIN-019)、年数で利率の変わる国債と毎年の元本返済(FIN-018)、そして年の途中で足りない分野に足す臨時予算です。予算の画面は、閉じたり最小化したりできる個別の窓になりました(UI-050)。

開発中のデバッグビルド(2026-10-30)で検証用に撮影した、1月の予算案のイベント。政務 B の政務官が「均衡財政」(推奨)と「緊縮財政」の2案を出し、3枚目は「同じような案は1つにまとめました」として伏せられています。国名・金額は検証用の状態で、今後変わる可能性があります。

1月、政務官が予算案を持ってくる

1月にまだ配分を決めていない操作国家では、その年に1度だけ、予算の窓が予算案のイベントとして開きます。「イベント通知を表示したとき時間を停止する」が入っていれば、時計も止まります。

予算案を出すのは、#65 の税制政策と同じ税制の政務官です。出せる案の数は政務の等級で決まり、E は1案、D・C は2案、B 以上は3案です。案は次の3種類で、どれも年度末の国庫の見込みで評価します。

  • 均衡財政:年度末の国庫が保護額(国が手元に残す現金)を割らない範囲で、いちばん大きい枠。
  • 緊縮財政:もう動かせない執行済み・予約済みの額と、均衡の枠との中間。事業を絞って蓄えを厚くします。
  • 積極財政:国債で増えた分も含め、計上できる上限まで。

収支が黒字の見込みなら均衡を、赤字の見込みなら緊縮を「推奨」にします。ほとんど同じ額になる案(差が使える額の5%未満)は1つにまとめ、残りは伏せたカードにします。冒頭の画像では、借入の余地がほとんど無いために積極と均衡がほぼ同じ額になり、3枚目が伏せられています。政務官がいない国では3枚とも伏せられ、代わりに任命への案内が出ます。

枠を分野に配る

案のカードの「次へ」を押すと、その案を初期値にした編成の画面に進みます。左で予算総額を、右の「配分」タブで分野ごとの割合を決めます。

同じビルドの編成の画面。中央の円グラフに予算総額 974,366、右の表に恩賞(給与)などの固定費と、福祉・軍備・建設・研究・備蓄・予備費の割合・金額・今後への影響が並びます。行の下の細い線は必要額に対する割合です。

配分は1月に決め、年の途中では変えられません。各分野の支出(研究の費用、備蓄の調達、武器の材料など)はそれぞれの分野に振り分け、どの分野にも当たらない支出は予備費から払います。分野の配分を使い切ると、その分野の新しい支出は臨時予算を組むまで止まります。福祉は止める代わりに、配分が必要額に届かない分だけ毎日の手当を減らします。予備費は使わなければ翌年へ繰り越します。

なお、配分の決まりはその年に編成した国だけに効きます。編成していない年や AI の国は、これまでどおり分野の上限なしで動きます。

国債は年数で利率が変わり、毎年少しずつ返す

#69 で加えた国債も、この画面の「国債」タブで組めるようになりました。償還までの年数は1〜10年から選び、1年債の利率に1年ごとに0.25%を上乗せします(検証用の状態では1年 3.50% から10年 5.75%)。短いほど利子は安く、毎年の返済は重くなります。

新しく発行する国債は、元本を365日ごとに均等に返していきます。発行の上限は、残高の上限(年間税収見込の60%)に加えて、「今後の元利払いがいちばん重い年でも年間税収見込の20%以内」で確かめます。1月の編成では何本でも一覧に登録でき、「この予算で確定する」で登録した順に発行します。後から発行する分ほど残高が増えているので、利率も上がります。

年の途中は、足りない分野に臨時予算を足す

2月以降は、同じ窓が「執行状況」の画面になります。分野ごとに、使った・確保した割合と、今日の時点の予定(白い線)、今のペースで年度末に使う見込みを並べます。

同じビルドの執行状況の画面。軍備は年度末の見込みが配分の137%(「このペースでは約 80,830 不足」)、備蓄は114%で、上の札では「要対応の分野 2件」と表示されています。左下の臨時予算では、不足の見込みがある軍備と備蓄だけにボタンが出ています。

臨時予算のボタンは、不足の見込みがある分野(建設と予備費を除く)だけに出ます。押すと計上金額がその不足額になり、財源は国庫の余りと、国債で増えた上限のうちまだ使っていない分から選べます。足りなくなってから慌てるのではなく、ペースが速い分野を年の途中で見つけて手当てする流れです。

今回の画像と数字について

画像はすべて開発中のデバッグビルドを検証用の手順で撮影したもので、翌年の1月へ進めて国庫に検証用の資金を加え、政務官を置いた状態です。国名・人物・金額・利率は調整中で、今後変わる可能性があります。

予算の仕組みの始まり:DEVELOPMENT SNAPSHOT #46 — 1月から始まる予算会議、翌年へ残す余力

国債を引き受ける銀行:DEVELOPMENT SNAPSHOT #69 — 両替商が銀行になる日:預金・公定歩合・国債

前回の記事:DEVELOPMENT PLAN #70 — 預金を設備に:銀行の融資で民間が自ら増設する

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