DEVELOPMENT SNAPSHOT #72 — 構想が形に:銀行の融資で民間の事業者が設備を増やす
- 土曜日, 10月 31 2026
- 投稿者: Takeshi Miyaoka
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2日前の構想記事(#70)で、「銀行に集まった預金を事業者に貸し、民間の事業者が自分で設備を増やす」仕組みを検討中として紹介しました。その翌日、この構想を改善項目 FIN-020 として実装しました。
今回は、構想がどう形になったかを、実際の画面と一緒に紹介します。構想のときに描いたモックの代わりに、今回は動いている画面があります。
開発中のデバッグビルドで検証用に撮影した建設画面。7番目の予約が、銀行の設備融資で民間の事業者が増設する農地です。札は「民間・融資」で、[予約を解除]は押せません。「この地域の農地 民営 3 → 4」と、完成すると民営の農地が1基増えることが分かります。国名・地名・数値は検証用の状態で、今後変わる可能性があります。
月初に、品不足の品目を作る黒字の事業者が借りる判定は毎月1日の0時、設備の完成と同じ処理の中で行います。流れは次のとおりです。
- 候補:国全体の資源の需給記録で、直近に需要を満たせなかった資源を作る民間の生産設備のうち、稼働中で、直近14日の平均の利益が黒字で、増設の建設中でない事業者。
- 審査:既にあった信用評価の総合得点が0.6以上の事業者だけが借りられます。
- 年利:公定歩合に、得点0.8以上なら1%、それ未満なら2%を上乗せします。
- 借入額:建設費から、手元の現金のうち運転資金14日分を超える分を引いた額です。足りない分だけを借ります。
- 貸し手:同じ州の銀行、無ければ同じリージョンの銀行で、民間銀行を先にします。
- 上限:1つのリージョンで月2件まで。
借りた事業者は建設費を自分の口座で確保し、民間の建設が建設予約の列の最後に入ります。並べ替えはできますが、取り消しはできません。国の予算は使いません。完成すると、その事業者の設備が1基増えます。
構想からの主な違いは、候補の判定に使う品不足を「地域の需給率」ではなく国全体の需給記録で見るようにした点と、「1事業者につき同時に1件」を「増設の建設中でない事業者」という条件で表した点です。
誰が、いくら、何%で借りているか建設画面の「設備を見る」タブで設備を選び、「運営方針」の小タブを開くと、経営者の表の下に「銀行の設備融資」が出ます。州ごとに、残高・年利・信用得点・追加融資の上限(延滞があればその日数)を1行で示します。
同じビルドの運営方針タブ。検証用の状態では、ある州の事業者が残高 813・年利 4.00%・信用 0.82・追加融資上限 1,250 で借りています。信用 0.82 は0.8以上なので、年利は公定歩合 3% に1%を足した 4.00% です。
国家分析の経済統計には、公定歩合の行の下に「銀行の融資」の行(残高と件数・延滞の件数)と、国の政策「民間の設備融資」の[許可]/[停止]の切替を加えました。既定は許可です。停止した国では、新しい増設の融資は起きません。
お金はどこからどこへ動くか融資は、帳簿の上だけの数字ではなく実際の現金の口座で動きます。実行すると、貸し手の銀行の口座から事業者の口座へ元本が移ります。返済は、事業者の口座のうち予約されていない残高から払います。受け取った利息は銀行の自己資本に入り、延滞が30日続いて貸し倒れになると、残った元本は銀行の損失になります。同じ日の決済は1回だけで、決済の履歴は30日分だけ残します。
建設が完成したときの建設費の行き先も整理しました。工房を使った分を工房の稼働数で按分し、国営の工房の分は国庫へ、民営の工房の分はその工房の経営者へ払います。
民間の建設は、工房の稼働の30%まで民間の建設は、国の建設と同じ工房を使います。品不足が続く国で民間の増設が列を埋め、国の建設が止まらないように、民間の建設が使える工房を国の工房の稼働の30%(切り捨て)までにしました。超えた分は列の後ろの民間の建設から外し、国の建設に回します。工房が4基未満の国では民間の建設は進みません。
同じビルドで、両替商が銀行を建てる民間の建設(#69 で紹介した昇格)。札は「民間・両替商」です。この30%の上限と建設費の払い先の規則は、こちらの建設にも同じように効きます。
その後の金利の変更同じ日の後の開発(FIN-021)で、金融政策制度Lv3の国では、国が決める金利が政策金利になり、預金金利・国債の利率・設備融資の年利の基準が、短期金利の直近30日の平均に変わりました。Lv3 に達していない国では、これまでどおり公定歩合が基準です。
今回の画像と数字について画像はすべて、開発中のデバッグビルドを検証用の手順で撮影したものです。国名・地名・人物・金額・利率は検証用の状態で、調整中のため今後変わる可能性があります。融資の件数や延滞が、実際のマスターで数か月進めたときにどうなるかは、これから確かめていきます。
この機能の構想:DEVELOPMENT PLAN #70 — 預金を設備に:銀行の融資で民間が自ら増設する
銀行の始まり:DEVELOPMENT SNAPSHOT #69 — 両替商が銀行になる日:預金・公定歩合・国債
